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ポイント3「必ず、普段の自習中からアウトプットをすること」
脳学者・池谷裕二氏による記事、「潜在“脳力”を活かす仕事術」は、公認会計士試験をはじめとする受験勉強に、非常に参考となります。
「脳は“入力”より“出力”で覚える」というタイトルだけでも、なるほど!と思ってしまいますが、少し要点を見てみましょう。
「私たちの脳は、情報を何度も入れ込む(学習する)よりも、その情報を何度も使ってみる(想起する)ことで、長期間安定して情報を保存することができる。」 「営業職のビジネスパーソンなら、自社製品の技術資料を繰り返し読むより、顧客先で何回もプレゼンテーションをこなす方が、製品の情報がよく頭に入る。」
そして、第1回の結論はこうです。 「入力よりも出力を重視 ── 脳はそうデザインされているらしい。」
とにかく、「出力(アウトプット)すること」。これは重要なキーワードなのです。
そこで、勉強法のポイント3は、「必ず、普段の自習中からアウトプットをすること」です。
何度も不合格を味わう受験生は、参考書を「読んでいる」のです。「ノートに自分の文字で書き写せ」とか、「問題集をやってまちがいノートを作れ」と言われても、手を動かすことを面倒がってやっていません。決定的に方法論が間違っているのです。
この「アウトプットする」ということは、その質と量によって評価が決まることは言うまでもありません。しかし、インプットがなければ、当然、アウトプットはできないでしょう。
そこで、大切なのは、『アウトプットを前提として、インプットすること』です! いかに効率的に、かつ、良質な情報を整理してアタマにインプットするかが勝負の分かれ目になるのです。
何かを目にする。読む。聞く。全てを「何かに使えそうか?」「こうゆう切り口で本試験に出題されるのでは?」というアウトプットをイメージして、アタマの中に「仮置き」しておく、これが、合格者がみんな実践しているインプットのコツだと思います。
インプット←→アウトプット。このバランスを理解し、「アウトプットを前提として、インプットすること」を実践することで、一気に実力は上がります。
以上が、公認会計士試験の勉強法のポイント3でした。